面接

就職活動の面接についてです。

目次

  1. 面接とは
  2. 受け答え
  3. 各面接で聞かれる質問
  4. 総括と反省

 

1.面接とは 

面接は基本的に、書類審査、筆記試験を通過後に複数回行われます。

面接を受ける上で大前提として

  1. 社会人になるに値する基礎力があるか
  2. 志望する業界、職種に求められる能力があるか
  3. 長期間働くことができるか

これらの3点を受験生は意識してください。

面接官はこれらの指標を測るために、様々な質問を受験生に投げかけ、学生の能力を探ってきます。

 

1.社会人になるに値する基礎力があるか

これは「コミュニケーション能力」「ビジネスマナー」「行動力や向上心などの能力」などを指します。コミュニケーション能力は面接での受け答え、ビジネスマナーは入退室や敬語、能力については自己PRで評価されます。

ビジネスマナーや専門知識は入社後でも身につけることができるので、ここではコミュニケーションを取れるかを特に重要視されてると思います。

 

2.志望する業界、職種に求められる力があるか

業界や職種毎に求められる能力は異なります。これは会社説明会などで、企業が求める人材像を聞き、それと自分の共通点を探しマッチングする作業になります。

面接では、あなたが学んだことを弊社ではどのように活かせますか?というような質問でこの能力を見られます。

 

3.長期間働くことができるか

人材の採用には大きなコストがかかり、初期コストで50~200万円かかると言われています。

さらに入社して3年間でかかるコストは1500万円と言われ、その間はほぼ利益を生んでくれず、企業にとってはマイナスです。

3年経ってやっと投下資本を回収する見込みで採用活動を行っているので、すぐに辞められては企業からすると困ります。そこで志望動機を聞き、入社意欲がどのくらい高いかを調べ、本当に辞めないで働き続けられるかを調査します。

 

2.受け答え

学生らしさを前面に出すことが一番重要なファクターだと感じました。

ex)ハキハキと話す、元気よくあいさつをする、多少噛んでもいいから熱意をとにかく出す、若者らしい考え方や現代感で答える、空気を読む

話し終えた後は、以上です。と言うことや、入退室では明るく挨拶をすることはmustでしなければなりません。

なぜならここの部分は多くの学生が当然の如くできることなので加点にはなりにくいですが、できないとマイナスの評価をされる可能性が高いからです。

 

 3.各面接で聞かれる質問

ここでは多くの企業で行われている3回の面接について考察していきたいと思います。

 

1次面接

 まずは社会人になるに値する基礎力を見られる質問が多かったと感じます。

頻出質問としては

  1. 自己紹介をお願いします
  2. 自己PRをお願いします
  3. 他社の選考状況を教えてください
  4. あなたが学生時代頑張ったことを教えてください
  5. 長所、短所を教えてください
  6. あなたは周りからどのような人と言われますか
  7. アルバイトの経験を教えてください
  8. ゼミ、学業で学んだことをお願いします
  9. 部活動、サークルではどのようなことをしましたか
  10. 就職活動の軸を教えてください

ここら辺は最頻出質問であり、絶対に対策をしなければなりません。

そしてこれらの質問は、どこの会社の面接でも聞かれるので、早い段階から適当な企業で練習をしておくと、後が楽になります。

また何度も実践で口に出していくと、ブラッシュアップされ次第にボキャブラリーもよくなっていきます。

1次面接では自信を持って受け答えすること、会話をするように面接官とコミュニケーションをとることが、キーポイントになると思います。

 

2次面接

2次面接からは、ぐっと会社のことや業界のことについて質問されます。

具体的な質問例としては

  1. なぜこの業界を志望したのですか
  2. この業界に興味を持ったきっかけを教えてください
  3. 弊社の志望理由を教えてください
  4. 同業他社の△△さんではなくなぜ当社なのですか
  5. 弊社の仕事内容をどこまで理解していますか
  6. どの部署で働きたいですか
  7. あなたの〇〇という能力をどのように会社で活かせますか
  8. 当社に入ってしてみたいことを教えてください
  9. 仕事は大変ですが、そのあたり不安はありませんか
  10. 全国転勤、海外転勤は大丈夫ですか 

このように2次面接からは志望業界、会社の情報をしっかりと整理をしておかなければ対抗できません。

情報収集は企業のホームページだけではなく、決算報告書をしっかり見ましょう。

特に決算報告書には、売上や利益の額や自己資本比率や研究開発費などの重要な指標、経営状況やパイプラインなどが抜け目なく書いてあるので、企業分析には一番効果的です。

また業界研究に関しては、証券会社が出している、マーケット調査などを参考にするのが賢いと思います。やはりプロが調べているだけあって、情報の密度が全然違います。

業界、会社について深く学んで整理しておけば、2次面接では怖いことはありません。

 

最終面接

最終面接では、適社であるか、社風や考え方がマッチしているかがかなり重要であると思います。

いろいろな質問から自分の考え方や社風がマッチしているかを探られ、さらに役員などが面接官になるので汎用的な質問というのはあまりありません。

学生時代のことを聞かれる場合、仕事理解について聞かれる場合、雑談で終わる場合など様々で、事前対策は難しいです。

しかし、質問されるベースは1.2次面接で聞かれたことを違う表現で聞いてきたり、ESや履歴書をベースに質問するというのは変わらないので、事前に前の面接やESを振り返り、整理することがいいと思います。

 

4.総括と反省 

面接は数10社受けて、結果は17/20。

運よく一番最初に第一志望の企業から内定を頂いたので、残っていた他社の選考は全て辞退しました。

僕は1度も就職課の面接指導というものをしてなくて、実践ですべて覚えました。

通過できなかった数回は、明らかに調整不足で企業研究をしなかったことが主な原因だったと感じています。

しかし、面接の回数を重ねるたびに自己PRの精度は高まり、志望業界、志望会社の志望理由は洗練されていきました。

やはり、面接は回数がものを言うと思います。僕は1回1回の面接でテーマを設定し、例えば今日はこういう風な表現で自己PRをしてみて、面接官の反応をみようとか、ちょっとユーモアを入れて雰囲気はどうなるのか感じよう、とか実験しました。

すべては最終的に入社したかったただ1社のためです。

結果、かねてから行きたかった第一志望の会社から内定をいただけたので、やってきたことは間違ってなかったと思います。

実際に面接を受けると、たくさんのことを学べます。数をこなしていけば、経験に沿った確かな理由付けにより、理論にまで昇華されると思います。

アドバイスというにはおこがましいですが、来年の学生のため、また自分の中での理論を言語化して整理したいと思い、今回はブログとして記事にしました。

この記事が誰かの役に立てるなら幸いです。長々となりましたが、この辺で終わりたいと思います。ありがとうございました。